おいしい食事をしても痩せる…というのは本当の話なのだろうか?この言い分は、ダイエットしたくてもできない人からしたら、あまりにも完ぺきすぎるように思えるだろう。体重を減らすことは、間違いなく、簡単な算数の問題でしかない。つまり、体を動かして消費するカロリーよりも、食事をして摂取するカロリーを少なくすればいいだけ。栄養士会の代表者であるヘザー・マンギエリ氏によると、満腹感が長く続き、食欲をできる限り抑え、体重を減らすのに役立つ食事法もあるようだ。さらには、代謝を高めてくれる食事法もあるとか。

ヘルシーな食材としてよく知られているのは、ダークチョコレート、ソーセージ、アーモンド、卵だが、これらよりもダイエットに効果のある食べ物はあるだろうか?ヘルシーながらも、満腹感をたっぷりと味わえる食べ物を以下に挙げてみたので、早速一緒に見てみよう。なお今後、食材の買い出しに行くときは、以下のリストを参考にしてみるといいだろう。

 

 1. 豆類

豆類全般は、安価なのに腹持ちがよいうえに、調理の応用が利くので、ダイエッターにとって優れたタンパク源となる。また、食物繊維が豊富で、消化に時間がかかるのも特徴的だ。つまり、満腹感が長く続くので、食べ過ぎを防げる可能性が高まる。

 2. スープ

食事の最初に、一杯のスープを飲むと、食事の量を減らすことにつながるのは知っていただろうか?形状としては、固形でもピューレ状でも、スープベースのものであれば、ほとんど違いはない。ただし、スープのカロリーは、一食あたり100カロリーから150カロリーの間にキープしよう。なので、生クリームやバターを使用したスープは例外となる。

 3.(ダーク)チョコレート

食事と食事の合間に、チョコレートを食べたくなることはないだろうか?そんな時には、甘いミルクチョコレートではなく、四角いブラックチョコレートを一、二個選ぶようにしよう。ある研究では、ダークチョコレートを食べた人は、ミルクチョコレートを食べた人よりも、数時間後にピザを食べる量が15%少なかったという結果が出ている。

 4. 野菜ピューレ

もっとたくさんの野菜を食べて、”ズルい”食事を楽しむと同時に、摂取カロリーを減らしてみてはいかがだろうか?ペンシルベニア州立大学では、マカロニチーズにカリフラワーとズッキーニのピューレを加えたところ、マカロニチーズ単体と同じくらいに好評だったという事実が研究によって判明した。もちろん、カリフラワーとズッキーニのピューレを加えた方のマカロニチーズは、そうでない方と比べ、200~350カロリーもより減少した。栄養価の高い野菜をおいしい料理にさっと加えるだけで、低カロリー料理に一気に変身するのだ。

 5. ベリーヨーグルト

朝食から高タンパクな食事を摂ると、一日中、間食をしないように役立ってくれる。肥満の若い女性を対象にした調査では、一日の始まりに35グラムのタンパク質を摂取した人は、すぐに満腹感を感じたという。彼女たちは、(たしかに消費カロリーよりもかなり多いと思われるが)卵とビーフソーセージパティという350キロカロリーの朝食をとったそう。高タンパク食の効果は夕方まで続き、朝にシリアルしか食べていなかった人たちに比べて、脂肪分や糖分の多い食べ物の摂取が少なかったそうだ。

 6. リンゴ

リンゴと言っても、リンゴジュースやアップルソースではなく、カリカリの生のリンゴを食べよう。ジュースやソースにはない、丸ごとのリンゴを食べることで、空腹を抑えられるからだ。その理由のひとつとして、生の果物にはより多くの繊維が含まれているという事実がある。さらに、硬いリンゴを噛むことで、脳に何か重いものを食べたということを伝達することができるのだ。

 7. ヨーグルト

ギリシャヨーグルトでも普通のヨーグルトでも、ウエストのくびれを作るのには効果的だ。ハーバード大学の研究によると、12万人以上の参加者を少なくとも10年間モニターしたところ、ヨーグルトは、研究されたすべての食べ物の中で最も体重減少に密接に関連していたそうだ。これ自体は、ヨーグルトが体重を減少してくれるという証拠にはならないが、他の食べ物と比べてより効果があったのには間違いない。